名前のない合唱団×合唱団エトワーユ有志

〜鈴木有理&美里 結婚記念コンサート〜

一般向けの演奏会のため、ご祝儀などは不要です。

普段着でいらしてください。(Gパン可)

第1ステージ

混声合唱組曲 季節へのまなざし 作詩 伊藤海彦/作曲 荻久保和明

指揮 平田由布

ピアノ 吉田太郎

第2ステージ

ピアノのための Arabesque 作曲 鈴木有理

ピアノのための Adagio et(新作初演)作曲 鈴木有理

歌曲集「月見草」より 作詩 与謝野晶子/作曲 鈴木有理

ピアノ 斉藤美樹(ソロ)/和田容子(月見草)

ソプラノ 藤森由華

第3ステージ

結婚アラカルト小品曲集

十六夜 作詩・作曲 豊住ひと美

いのちのうた(新作初演) 作詩・作曲 鈴木有理

指揮 秋島光一(客演)/平田由布

ピアノ 吉田太郎

2024年5月5日(日)

開場13:30/開演 14:00

入場無料

会場 浜離宮朝日ホール 音楽ホール

※普段着でいらしてください。

※お食事の提供や引き出物はございません。

※お子さま(未就学児含む)と一緒にご鑑賞いただけます。

なな🔔こんについて

名前のない合唱団の指揮者である平田由布の高校の同級生であり、 音楽仲間、そして名前のない合唱団の共同創設者である週末作曲家の鈴木有理が、 昨年結婚しました。奇しくも、お相手の女性、野中(旧姓)美里も合唱経験者!ということで、 双方の合唱団を交えて何かできないか、といろいろ考え、 今回の演奏会を企画・開催するはこびとなりました。 演奏会にいらっしゃる全ての方にあたたかい気持ちになっていただけたら幸いです。

「季節へのまなざし」について

1978年、芸術祭参加作品として、荻久保和明によって作曲された合唱組曲である「季節へのまなざし」は、 シンコペートされたリズム感、パワフルなビート感、ナイーブな叙情性をもった音など、 「ビートルズ以降」の音楽を意識して作られており、初演から半世紀弱たった今でも、 新鮮な感覚を聴き手、そして歌い手に与えてくれます。 なぜ、今回の演奏会で「季節へのまなざし」なのか?まず、 作曲家の荻久保和明は指揮者平田由布と新郎鈴木有理の出身高校である川越高校の音楽部の大先輩であること。 彼らが1年生、つまり初めての定期演奏会で歌ったのが男声版「季節へのまなざし」であり、 荻久保の直接指導も受けていること。そして、昨2023年、 名前のない合唱団と新婦の所属する合唱団エトワーユでともに偶然にも「季節へのまなざし」を歌い、 このことが二人の縁をより深めたこと。川越高校音楽部のOB合同ステージにおける荻久保本人の指揮による演奏、 11月の海老名でのオーケストラ版初演など、まさに「きせまな」イヤーであったこと。 また、四季の移ろいが人生の各ステージにたとえられることも、結婚という場にふさわしいと考えたからである。

Profile

指揮 平田由布

1979年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部(国語)卒業。高校から合唱を始め、埼玉県立川越高校音楽部時代は学生指揮者を務める。 指揮法を宮寺勇、浅井一郎両氏に私淑。名前のない合唱団の常任指揮者を務めるとともに、 都内小学校教諭として、子どもたちに合唱の楽しさを伝えている。 2年間の東京都小笠原村赴任を経て、2020年4月に内地に復帰しました。

指揮 秋島光一

広島県出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中、安宅賞受賞。声楽を神原陸男氏、 吉岡巌氏、山田実氏に、また指揮を田中信昭氏、松尾葉子女史に師事。
現在、合唱団エトワーユ、駒澤大学合唱団、学習院OBブラームス合唱団、混声合唱団コーロミスト・ステッラの指揮者。東京混声合唱団の歌手を経て、現在は事務局長を務める。

作曲 鈴木有理

1980年生まれ。幼少よりピアノに親しむ。高校・大学ではそれぞれ男声・混声合唱を経験、 高校の3年時の定期演奏会では、編曲作品が初演される。作曲では今まで、2022年・2017年朝日作曲賞佳作ほか、 ピティナ新曲課題曲賞、奏楽堂日本歌曲コンクール入選。改元記念ソング「令和」が東京混声合唱団に演奏される。 作曲を西下航平氏に、ピアノを遠藤美栄子氏に師事。 埼玉県立川越高校/東京工業大学理学部卒・同大学院総合理工学研究科修了。

ピアノ 吉田太郎

埼玉県立川越高校音楽部卒。国立音楽大学音楽学部音楽文化デザイン学科(音楽学専修)、同大学院修士課程(音楽学)修了。在学時ウィーン国立音楽大学夏季音楽ゼミナール修了。
2018年にソロリサイタルを初開催。以降ピアニストとしてさまざまなイベントやコンサートに出演。またクラシック音楽団体「オトムスビ」代表として、 地元である小江戸川越を中心に「上質なクラシック音楽をカジュアルに提供する」コンサートを定期的に企画開催している。
昨今では、創作活動として短編映画や舞台演劇などへの楽曲提供を行う他、川越市のストリートピアノ普及活動への貢献や、新規合唱団の創設まで活動を多岐に広げている。

ピアノ 齋藤美樹

3歳のころより音楽教室に通い、ピアノやソルフェージュ、作曲などを学ぶ。埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科に入学。 その後東京音楽大学学部ピアノ科を卒業し、同大学院音楽研究修士課程器楽専攻鍵盤楽器研究領域(伴奏)修了。第9回北本ピアノコンクールF部門入選、第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。 ピアノを辻春美、佐藤俊の各氏に、伴奏を谷池重紬子、御邊典一の各氏に、室内楽を竹中勇人氏に師事。コンサートやオーディション、コンクール伴奏者として様々なところでアンサンブルピアニストとしても活躍中。 2022年全日本ピアノコンクール全国大会奨励賞。現在、ヤマハタニタ楽器ピアノ講師。

ソプラノ 藤森由華(旧姓 倉林)

幼い頃から歌うことが大好きで、童謡こどもの歌コンクールグランプリ大会に出場経験あり。埼玉県立秩父高等学校に入学し、音楽部に入部したのをきっかけに、 顧問の小松直詩先生の勧めで武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科に進学し、首席で卒業。その後同大学院音楽研究科声楽専攻修了。
現在、子育てと仕事を両立しながら、子ども向けコンサートを企画し、司会と歌い手として出演。お母さんお父さんの幸せな時間を創り、音楽が子育ての助けになればという思いで活動している。

ピアノ 和田容子

東京学芸大学A類音楽科卒。幼少より、YAMAHA音楽教室にて、音楽を総合的に学ぶ。ピアノを、中村真紀、松岡昭、持田みどり各氏に、声楽を、加藤千津、池田ひろ美各氏に師事。
卒業後は、仕事の傍ら、合唱の伴奏などの音楽活動を行っている。
有理氏とは、川越女子高校音楽部時代、同期の学生ピアニストとして切磋琢磨した。

名前のない合唱団

1997年、川越高校音楽部に在籍していた指揮者・平田由布の呼びかけのもとに集まった、 埼玉県内の高校生男女を中心に結成されました。以降数年間、毎年の埼玉県合唱コンクールへ向け期間限定活動をしたのち、 常設の合唱団となります。
常設化当初は指揮者の同世代を中心とした構成でしたが、口コミやホームページなどを通じてどんどんメンバーが集まり、 年齢層も現在は10~70歳代と拡大。合唱経験もこの団が初めてというビギナーから、ウン十年となるベテランまで30~40名の大所帯となり、 楽しくワイワイと活動しています。(子育て世代も多く在籍しているため、お子様連れでの練習参加も歓迎しています。)
邦人作曲家の日本語合唱曲をメインに扱っていますが、その他にもポップスや歌謡曲、アニメソングなどのオリジナル編曲ものなども歌っています。
埼玉県ならびに川越市の合唱連盟に所属。

合唱団エトワーユ

1984年に、指揮者・秋島光一氏の母校である都立清瀬高校コーラス部の卒業生を中心に発足した。 以来、ルネサンス時代の宗教作品から、作曲家への委嘱作品まで幅広いプログラムに意欲的に取り組んできた。 創立以来、毎年定期演奏会を開催し、また他団体との交流も積極的で、横浜室内アンサンブルとは 過去3回のジョイントコンサートを、 駒澤大学合唱団(指揮者・秋島光一)とは1999年以来、毎年ジョイントコンサートを 行っている。 ほかにも2004年「第15回作る会 委嘱合唱作品初演演奏会」(東京混声合唱団音楽監督・田中信昭指揮)、 2006年「現代音楽の領域 合唱ワークショップ・コンサート」への参加などがある。
現在、団員は30名ほど。20代から60代で職業もさまざま。秋島氏を中心に、ロマンとリアリズムの追求に励んでいる。